#感染症とCOVID-19
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに COVID-19感染症の伝播・感染予防にサーベーランス(監視的)検査が有効であることは、このパンデミックの当初から世界的に主張されてきました。これは、無症状者(発症前の感染者や無症候性感染者)が病気の…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに COVID-19の特徴の一つとして、罹患後に自己免疫疾患や長期症状を発症することが知られています。これらについては多くの症例報告や小規模集団を対象とした研究がありますが、その全貌は明らかにされていませ…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに 現在、SARS-CoV-2の主要感染様式は空気感染(エアロゾル感染)であるというのは科学的常識になっています。従来言われていた、接触感染や飛沫感染は少ないか稀であるということも認識されています。大きな飛…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) 2023年新年度が始まりました。テレビからは「コロナ前の日常に戻りつつあります」というメッセージがよく聞こえてきますが、勝手に人間がそう思っているだけで、COVID-19 パンデミックは続いています。そして、ウィズ…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに インドでは、いま、SARS-CoV-2の新しい変異体 XBB.1.16 による感染が増加しつつあります。このXBB亜系統については要注意の状況ですが、Indian Express(IE)は、この流行についてはそれほど大きくならない…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、気をつけなければいけないのが long COVID(ここでは長期コロナ症と呼称)です。厚生労働省は罹患後症状と呼んでいて、日本では一般的にいわゆるコロナの後…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、日本ではインフルエンザ並みとか風邪のようなものだという声がしばしば聞こえてきますが、大きな誤解です。いまだに当初の呼吸器系の疾患という先入観から抜…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) 米ジョンズ・ホプキンス大学(The Johns Hopkins University)は、COVID-19パンデミックが始まって以来、公に貴重な流行情報を提供してきました。しかし、今年3月10日でこの情報提供を終了したようです。NHKもニュー…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに マスク着用がウイルス粒子の暴露、排出防止に効果があることは、リアル実験およびシミュレーションの両面から証明されています。一方で、集団レベルでマスク着用した場合の社会の感染抑止効果については、長…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2023年) はじめに 岸田首相はCOVID-19の感染症法上の分類を5類に変更すること、これを5月8日から実施することを表明しました。そしてマスク着用についても個人の判断に委ねるとの考えを示しました。本来マスク着用は感染症法…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 日本はCOVID-19流行で世界各国とは異なる傾向を示しています。それは、第5波以降、流行ピークが来るたびに、過去最悪の感染者数と死者数を更新していることです。オミクロン変異体になってから、ワクチン接種の効果…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 英国の日刊タブロイド紙ザ・サン(The Sun)は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の起源について、史上最大の隠蔽工作が行なわれたとするオンライン記事を配信しました [1](下図)。これは、中国の武漢ウイルス研…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに COVID-19における罹患後症状(post CoVID-19 conditions)の一つとして、男性の生殖機能低下が懸念されています。SARS-CoV-2は、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体を通じて宿主細胞内に侵入しますが…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 2022.11.29更新 はじめに 前のブログ記事でも述べましたが、SARS-CoV-2のオミクロン変異体BA.5は感染力がきわて強く、基本再生産数(R0)は18.6と推定されています。これはオリジナルの武漢型に比べて約6倍、季節性イ…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめにーコロナ収束の風潮 世界保健機構WHOの事務局長テドロス氏は、今年9月14日の記者会見で「パンデミックの終わりは見えている(The end is in sight)」と発言しました。同時に、パンデミックを終わらせること…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに この冬は COVID-19 と季節性インフルエンザのダブル流行になると言われています。メディアは「フルロナ」などというわけのわからない名称も使っています。ダブル流行どころか、RS ウイルス(RSV)も含めた…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、特に脆弱な高齢者層に深刻なCOVID-19の病態を引き起こし、SARS-CoVやMERS-CoVよりも高い病原性と感染力を持ちます。表面の突起物であるスパイク(S)タンパク質がヒト…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 私は約1年半前のブログ記事で、mRNAテクノロジーを使った今のCOVID-19ワクチンは失敗ではないかと述べました(→ワクチンとしてのスパイクの設計プログラムの可否)。主な理由は二つあります。その一つはウ…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに COVID-19 パンデミックが始まって間もない頃、私は核酸ワクチンに期待すると同時に、いくつかの懸念があることもブログ記事で示しました(→ 集団免疫とワクチンーCOVID-19抑制へ向けての潮流)。懸念の一つ…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 修飾mRNAベースのCOVID-19ワクチンは、従来型のワクチンに比べて多くの副作用(副反応)と後遺症という健康被害をもたらし、接種後の有害事象や死亡も多発しています。厚生労働省は、10月27日、疾病・障害認定審査会…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに このところ、欧州ではCOVID-19流行が再燃しています。また、米国では新しいオミクロン亜型ウイルスの検出が増えてきました。これらを鑑みると、そして海外からの来日制限・検疫が大幅に緩和されたことを考…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は2019年末に出現し、COVID-19の世界的大流行(パンデミック)を引き起こしました。その感染拡大の一因としては、ウイルスの宿主細胞の応答を効果的に抑制する能力にある…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 現在流行のSARS-CoV-2オミクロン変異体は、継続的に進化を続けています。特に医者の中には、今後風邪のようなウイルスになるという人もいますが、それは寓話の域を出ず、どのように進化が収束していくかは現時点で誰…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 今日(9月21日)午前の記者会見において、松野博一官房長官は、日本で新型コロナウイルスのパンデミック終了宣言をすることは「現時点で考えていない」と述べました [1](以下の動画参照)。 これは、ニコニコの記者…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 私は日頃、海外の研究者(主に微生物やウイルス学)と情報交換をしていますが、COVID-19パンデミックに対する各々の国の対策についても教えてもらっています。その中で、ニューヨーク市(NYC)にいる知人からのメー…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 世界保健機構(WHO)のテドロス事務局長は、9月14日の記者会見において、パンデミックの終わりは見えている("The end is in sight")と述べました [1]。世界におけるCOVID-19の死者数が、流行初期である2020年3月以…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 最近、子どもに対する COVID-19 mRNAワクチンの効果に関する調査研究結果が、コレスポンデンス論文としてニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)誌に掲載されました [1]。これは、米ノースカロ…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 日本国内の新型コロナウイルスの感染者数の累計は、今日時点で2000万人を超えました [1]。 このわずか2カ月弱で1000万人も増えたことになります。オミクロン変異体亜系統のBA.5ウイルスの伝播力の凄まじさ…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる感染者数、重症者数、死者数などは、毎日各々の実数が報告されています。私たちはこれらを参考にしながら、流行や被害の状況を知ることができます…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) カテゴリー:ウイルスの話 はじめに 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が媒介するCOVID-19は、今なお世界中に被害をもたらしています。最も困難な問題の一つは、このウイルスのゲノム配列が継続的に変異・進化してい…