Dr. TAIRA のブログII

環境と生物、微生物、感染症、科学技術、生活科学、社会・時事問題などに関する記事紹介

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

エンデミック(風土病)の誤解

カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) いま、オミクロン変異体によるCOVID-19の第6波流行が急拡大しています。一方で、「オミクロンは軽症だからたいしたことはない」、「風邪のようなものだ」という論調が専門家のなかにさえあり、この変異体の被害を軽…

「オミクロンは重症化率が低い」に隠れた被害の実態

カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに オミクロン変異体(オミクロン型、Omicron variant)による新型コロナウイルス感染症は、従来のデルタ変異体などに比べて重症化しにくいことがすでに明らかにされています。私たちにとってはこれ自体は朗報…

ステルスオミクロン

カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) カテゴリー:ウイルスの話 はじめに 最近、ステルスオミクロン(Stealth Omicron)という言葉が出てきました。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のオミクロン変異体(Omicron variant)に類縁の変異ウイルスを表す言…

新型コロナワクチンや治療薬について生データ公開が必要

カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 各国政府や医療系専門家はCOVID-19ワクチンの接種を推奨していますが、いま日本で使われているファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンについては、実は詳細なデータが公開されていません。特に、健康人に…

風邪で活性化したT細胞の新型コロナに対する交差反応性免疫応答

カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究グループは、風邪で活性化した既存のメモリーT細胞が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染を防御する交差反応性免疫応答を示すという研究結果を発表しました。下図…

感染症とCOVID-19 (2022年)

2022年12月↓ 第8波流行でまた最悪被害を更新か SARS-CoV-2:史上最大の隠蔽工作 2022年11月↓ コロナ感染男性は精子濃度が低下する 「屋外でマスクは不要」キャンペーンの危険性 パンデミックの行方 免疫負債? スパイクタンパク質とスパイクmRNAの核内移行 …

2022年を迎えて−パンデミック考

カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 2022年を迎えました。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症について、最初のブログ記事を書いたのが、2年近く前の2020年2月19日です(→新型コロナウイルス感染症流行に備えるべき方策 )。その当時は、パンデミッ…