アオスジアゲハ Graphium sarpedon は、アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウの一種で、ナミアゲハと並んで都市の中でも最も普通に見られるチョウです(写真1)。幼虫の食草はクスノキ、タブノキ、シロダモなどのクスノキ科植物で、とくにクスノキは公園の植樹や街路樹としても多く見られるのでエサに困ることはありません。
写真1
前のブログ記事で私のウチの小庭にもクスノキの若木が生えていることを紹介しました。観ていると、越冬蛹から羽化した成虫が4月末頃からが頻繁に訪れては産卵しています。写真2は若葉の裏にくっついている卵です。赤っぽい幼葉の部分を中心を探せば割と簡単に見つけることができます。
写真2
写真3は1齢幼虫です。もうアオスジアゲハの幼虫と分かるような形(頭部の後ろが膨らむ形)をしています。黒の胴体に白色の尾状突起がとてもかわいいです。
写真3
無事成虫まで成長してほしいです。
カテゴリー:昆虫の観察