Dr. TAIRA のブログII

環境と生物、微生物、感染症、科学技術、生活科学、社会・時事問題などに関する記事紹介

エノキの下のカメムシ

エノキの根元の落ち葉をゴソゴソやっていると、Hestina 属チョウの越冬幼虫だけではなく、いろんな昆虫や小動物が出てきます。今日は東京都区内の公園(写真1)でカメムシ3種が続けざまに出てきました。。
 
イメージ 4
写真1
 
まずは5齢幼虫で越冬するアカスジキンカメムシ Poecilocoris lewisi です(写真2)。本種の幼虫はよく見かけますが、エノキの落ち葉から出てきたのは初めて見ました。出てくるなり動き回って、また落ち葉の下に潜って行きました。

イメージ 1
写真2
 
続いて出てきたのはセアカツノカメムシ Acanthosoma denticaudum (写真3)。成虫で越冬することが知られています。これも越冬しているところは初めて見ました。葉の上でジッとしていて動きませんでした。

イメージ 2
写真3
 
最後に出てきたのはエサキモンキツノカメムシ Sastragala esakii です(写真4)。これも成虫で越冬するカメムシです。背中のハートマークが特徴です。

イメージ 3
写真4
 
                                        
カテゴリー:昆虫の観察